2016年2月13日土曜日
再び、あの戦場へ
XCOM2がとうとう発売!!!
僕は買うか買うまいかすっごい悩んで、
「いまドラクエも面白いし、XCOMなんて買っちゃったら
絶対他の事が手につかなくなる……我慢だ我慢」
って思って仕事してたのに家帰ったら即開発してた。
案の定毎晩寝落ち寸前までプレイしてるせいで昼間眠くて眠くて……。
さてこのゲーム、あのシド・マイヤーが率いるFiraxis Gamesが開発した
XCOM:Enemy Unknownの続編。
前作はプレイした人も多いでしょうが軽くおさらいしてみよう。
プレイヤーはXCOM(対異星人戦闘部隊の略称)と呼ばれる
国家に属さない軍事組織の指揮官となって、侵略戦争をしかけてきた
エイリアンの軍勢を相手に地球全土を飛び回る硬派なSFシミュレーションゲーム。
謎の建造施設、UFOが着陸した森の奥地、虐殺が行われている市街といった
様々なシチュエーションに4~6人で形成された部隊を送り込み指揮を執りつつ、
エイリアンの死骸や捕獲した個体を解剖・尋問(物理)したり
UFOから引っぺがした部品を持ち帰って研究を進め、新たな兵器を開発して部隊を強化していく。
西にUFOの目撃情報があれば戦闘機を飛ばして迎撃し、
東に襲撃されている街があれば行って助けてやり、
A国とB国が同時に襲撃されて、
どちらかを見捨てなければいけない状況に陥った時はハゲ散らかすほど悩み、
常にカツカツの予算をなんとかやりくりして拠点を拡大していき、
偵察衛星を打ち上げて新たな戦場へ向かう……そんな感じのゲームである。
戦闘パートと拠点パートが分かれているのでメリハリがついているが、
どちらも流れるように展開するから実にスムーズに進む。
『ふぅ~ミッション終わったー今日はこの辺にしとくかな。
とりあえずさっき捕獲した敵を尋問しておこう。完了まで3日か。
それくらいならちょっと時間流すか。もうちょっとで新兵器も出来上がるし。
うーんアジアの脅威度高くなってきてるからこっちを優先して動くか……。
財政厳しいけどなんとかやりくりして衛星作っておこう。
修理終わった戦闘機も配備しとかないと。寝たら忘れそうだからそれだけやっておくか。
あっUFO飛んでる。迎撃しなきゃ。……よーし地上戦だ!俺たちがXCOMだ!』
みたいな感じでループして気が付いたら2時間経ってたりする。
シヴィライゼーション同様『辞め時がわからない』ゲームに仕上がっているのは
さすがのシド・マイヤー製といったところ。
拡張パックEnemy WithinではXCOMの活動を妨害する謎の敵対組織が追加され、
展開によってはエイリアンとの戦闘が続きすぎてダレがちだったVanilla中盤に
見事テコ入れがされて更なる高評価を得た模様。(僕はタイミング悪くて未プレイです……)
さて、前作XCOMでは人類がUFOの襲来(侵略の瞬間)に立ち合ったところから始まり、
人類の科学力とは比べ物にならないハイテク兵器だけでなく、
精神に干渉するサイキックパワーまで使いこなすエイリアンの軍勢に圧倒されていく。
しかし敵のテクノロジーを研究していく最中、そのサイキックパワーが
人間にも秘められていることを発見。
科学力の急激な発展に加え、精神的な"進化"を遂げたサイキッカーにより
侵略者たちの目的と野望を知り、犠牲を払いつつそれを打ち破る……
というのが前作の大まかなストーリー。
そして新作XCOM2のストーリーは、『人類が敗北し20年が経過した世界』が舞台。
侵略者に屈し、降伏した世界政府は自らをアドヴェントと名乗るエイリアンたちと"協定"を結び、
新たな統治者として奴らを迎え入れてしまった世界の話である。
「我々の目的はあくまで人類との共存であり、平和を望んでいる」と主張するアドヴェントは
テクノロジーを提供し人類の科学の発展に貢献する姿勢を見せる。
遺伝子治療クリニックやバイオ工場の建設により人類は病気や食糧問題から解放された……
ように思えたが、実際にはそれらの施設は市民の拉致・誘拐を目的としており、
とある目的のために人類の"管理"を秘密裏に進めているのであった。
そして支配に抵抗するレジスタンスに対しては平和維持と称した容赦ない攻撃を繰り広げていく。
それは一方的な虐殺であったが、報道ではレジスタンスは安全を脅かす非道なテロリストとして
扱われ、正義を貫くアドヴェントは何も知らない市民の支持を得ていった。
奴らの統治が始まってから20年。記念日を祝う式典に紛れてレジスタンスはとある施設を強襲。
アドヴェントの追撃を逃れつつ、巨大なカプセルに接続されたステイシススーツを奪取する。
本拠地に戻った彼らがスーツをバラしヘルメットを外すと、
中から現れたのは……20年前にXCOMを率いて侵略者と戦った司令官(プレイヤー)。
敗戦の中でエイリアンに捕われた司令官は脳にチップを埋め込まれ、
その経験や戦術といった情報をアドヴェントの組織に反映させる生体部品として利用されていた。
一か八かICチップを取り除く手術を実行し、見事成功。
この20年で失ったものも多いが、ようやく一つ取り戻せた。
今こそ報復の時。再びXCOMを率いて人類の自由を取り戻すのだ――。
というのが2のチュートリアル兼オープニング。
いやー超熱い。
1と2のストーリーが繋がっているかは公言されてないから
「2は敗北したパラレル世界のおはなしかぁ」って思ってたんだけど、
この流れだと、前作の戦いはエイリアンが人類の行動を分析するために
司令官の脳内で行った戦術シミュレーションで、何百万人が繰り返し遊んだゲームっていう
現実世界での事実そのものが2のストーリーに繋がっているんじゃ!?みたいな妄想が捗る捗る。
しかし20年間も漬け物状態だったのにいきなり日常生活に戻るとか、
コールドスリープから目覚めたみたいなもんだろうから世界がガラリと変わって大変そう。
XCOMのゆかいな仲間たちを紹介するぞ。
ブラッドフォードさん。
セントラル・オフィサー(司令補佐)。
司令官救出作戦を指揮し、自身も強襲部隊に参加した頼れるタフガイ。
そう、前作でこのオシャレな緑セーターを着ていた彼です。
しかしこの変わりっぷり。
公式ページの『ブラッドフォードに何があったのか?』によると、
組織の裏切りや逃亡生活を経て他人をあまり信用せず用心深くなってしまったとのこと。
それでも人類復興にかける信念は折れていないし、司令官への絶対の信頼も健在。
やっぱりXCOMの副官といえば彼しかいない。
研究主任タイガンさん。手に入れた未知なる素材やエイリアンの亡骸を分析・解剖して
こちらの兵器類に転用してくれたり、機密情報やテクノロジー解析してくれる。
元医者。
前作だと解剖する時は完全防護服を着用してたけど、
タイガンさんは顔前面を覆ってるだけ。男らしすぎる。
メス入れるたびに変な汁が飛び散ってますが大丈夫なんですかね……。
シェン博士。
前作に登場したDr.シェンの娘さん。顔がね……。
タイガンさんが研究してくれたテクノロジーを
実際に兵器として組み上げてくれるのはこちらの仕事。
前作XCOMでは同様に技術屋さんだったシェンおじいちゃんの娘さん。
前作のDr.バーレンさんが恋しい。丁寧系ドSのドイツ人科学者こそXCOMに求められている人材。
というわけで前作のおさらいと今作のストーリーのお話でした。
骨太なSLGを求めてるあなたにはおススメの一本です。買おう。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
Withinおもしろかったよバンドルで買ったから無印とのシナリオ差はあんま分からんけど
返信削除兵士のスキルが新兵昇進時以外ランダムだから無印での2択でどっちも欲しかったんだけどなぁが
両方取れるとか、部隊監視が序盤から取れて大活躍なスナイパーとか個性と思い入れと死亡時の絶望が
2は南アフリカスタートでようやく南アメリカ到達したぐらいだけど、欧州の奥側で施設建てられて絶望的だよぉ…
そうそうWithin絶対面白いし買うべきだったんだけどホント何故かスルーしちゃったんだよ……
返信削除ワイも南アフリカスタートだな。固定じゃないと思うけど、地続きのエリアが初期拠点に選ばれやすいのかもね。攻略に関しては頑張れとしか言えんやねw