2013年7月30日火曜日
パッショーネ奇祭部 in 秩父 猪鼻甘酒こぼしに挑む
溜めて勝つ!
というわけで秩父行ってきました。
北は美の山公園、南は高篠峠まで、世界を股にかけ冒険を続ける我々奇祭部ですが、
今回のターゲットは猪鼻で行われる甘酒こぼしという変わったお祭り。
甘酒こぼし ←見とけよ見とけよ
>熊野神社祭礼の付け祭りとして行われるこの祭りは、ふんどし姿の男衆が甘酒を掛け合い、無病息災を祈願する奇祭として知られています。
今にもコピペの一文に生まれ変わりそうなこの概要。
早速見ていってみよう。
甘酒こぼしの歴史は古い。
天平8年(736)に疫病が流行った折、濁り酒を奉納したところ疫病が収まった事が起源とか。
そこから色々転じてふんどし野郎たちのぶっかけ祭りに。
13時開始。男たちは30分前くらいからふんどしを締め始める。
雨が降っていたが気温は高く、日も出ていた。
続々と集まってくる男たち。
会場のボルテージは弥が上にも高まってくる。
天狗様も登場。抜刀がかっこよかった(小並感)
さぁいよいよ始まりだぜ!
まずは甘酒の樽を注連縄で創った結界の中へ。
麹と粥を発酵させて作った甘酒は独特の香りがする。
溜まんねえ。 臭ぇぜ、ワッショイ!
ここからは画像をアップにして楽しんでくれよな!
ヨイショヨイショと樽を運ぶ男たち。
ベスポジに樽をセットしたら神主による祈祷が始まる。
男たちも整列。
清まっていく!
不思議なことに、先程まで降っていた雨もあがり日が射してきた。
やっぱ(お天道様も)好きなんスねぇ。
天狗様がお帰りになられる。
場も清められたところでいよいよ甘酒の仕上げだ!
神聖な水場から水を運び樽にぶちこんでいく。
勢いよくぶち込まれていく水。
良い感じに樽の中が満たされていく。
ここらで辛抱たまらなくなってくる男たち。
「まだはえぇまだはえぇ!」と言いながらもぶっかけ始める。
桶をぶん回し水をぶちこんでいく。
もう許される、みたいな空気が生まれ始める。
時は満ちた。いよいよ本番だ!
ヨイショー!などといった掛け声と共に、思い思いに甘酒を周りにぶっかけはじめる。
男たちの勇ましい身体が酒に濡れていき、日に照らされ輝きを発していく。
酒をぶっかける→水を足す→酒をぶっかける
という無限ループ。
一番人気のボディビルダー兄貴と少年。
もはや言葉はいらない。
しばし写真を眺め、雰囲気を感じ取って頂きたい。
基本的にこれだけなのだが、ふんどしたちのはしゃぎっぷりに客席のテンションも上がってしまう。
この甘酒がかかると無病息災のご利益があるとかで、
高田純次みたいな人が客席サイドに思いっきり酒をぶっかけては主催に怒られていた。
えまにょんちゃん。
えまにょんちゃん。
えまにょんちゃん。
えまにょんちゃん。
えまにょんちゃん。
もはやここまで来るとタチの悪いただの水遊びである。
だが男たちも観客もそんなことは関係なく楽しんでいる。
そんな空気なのだ。
えまにょんちゃん。
酒も無くなり、水をぶっかけるのも一段落すると樽を水場に運び洗い清める。
甘酒こぼし最後の仕上げである。
普通に運べば10秒くらいで水場に着くがそこは甘酒こぼし、
あっちこっちに転がしたり持ち上げて引っ張り合ったりしてなかなか前に進ませない。
「おうこっちじゃねぇそっちだそっち!」などとお互い笑いながら好き勝手にやる。
その間も容赦なく水をぶっかけたりする。
楽しいぜワッショイ!
無事、水場へ。この後もしばらく水をバシャバシャして遊んでいた。
えまにょんちゃん。
最後は神社で再び祈祷!
これにて甘酒こぼし完遂!
如何だっただろうか。
少しでも雰囲気が伝われば幸い。
これからも我々は日本の奇祭を追いかけて行きたい。
とりあえず来年は社員全員参加で。
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とてもいい記事だったので★5でしたが、
返信削除露骨なえまにょん押しだったので-4で
★1です。
100Tweetしろ
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