2013年7月30日火曜日

パッショーネ奇祭部 in 秩父 猪鼻甘酒こぼしに挑む

IMG_2255

溜めて勝つ!
というわけで秩父行ってきました。
北は美の山公園、南は高篠峠まで、世界を股にかけ冒険を続ける我々奇祭部ですが、
今回のターゲットは猪鼻で行われる甘酒こぼしという変わったお祭り。

甘酒こぼし ←見とけよ見とけよ

>熊野神社祭礼の付け祭りとして行われるこの祭りは、ふんどし姿の男衆が甘酒を掛け合い、無病息災を祈願する奇祭として知られています。

今にもコピペの一文に生まれ変わりそうなこの概要。
早速見ていってみよう。



IMG_2257 IMG_2261
甘酒こぼしの歴史は古い。
天平8年(736)に疫病が流行った折、濁り酒を奉納したところ疫病が収まった事が起源とか。
そこから色々転じてふんどし野郎たちのぶっかけ祭りに。

IMG_2262
13時開始。男たちは30分前くらいからふんどしを締め始める。
雨が降っていたが気温は高く、日も出ていた。

IMG_2276
続々と集まってくる男たち。
会場のボルテージは弥が上にも高まってくる。

IMG_2279
天狗様も登場。抜刀がかっこよかった(小並感)

IMG_2283
さぁいよいよ始まりだぜ!
まずは甘酒の樽を注連縄で創った結界の中へ。
麹と粥を発酵させて作った甘酒は独特の香りがする。
溜まんねえ。 臭ぇぜ、ワッショイ!


IMG_2286
ここからは画像をアップにして楽しんでくれよな!
ヨイショヨイショと樽を運ぶ男たち。



IMG_2294
ベスポジに樽をセットしたら神主による祈祷が始まる。



IMG_2295
男たちも整列。


IMG_2298
清まっていく!
不思議なことに、先程まで降っていた雨もあがり日が射してきた。
やっぱ(お天道様も)好きなんスねぇ。

IMG_2299IMG_2301
天狗様がお帰りになられる。


IMG_2302IMG_2303
場も清められたところでいよいよ甘酒の仕上げだ!
神聖な水場から水を運び樽にぶちこんでいく。


IMG_2307
勢いよくぶち込まれていく水。
良い感じに樽の中が満たされていく。



IMG_2308
ここらで辛抱たまらなくなってくる男たち。
「まだはえぇまだはえぇ!」と言いながらもぶっかけ始める。


IMG_2310
桶をぶん回し水をぶちこんでいく。
もう許される、みたいな空気が生まれ始める。

時は満ちた。いよいよ本番だ!


IMG_2312IMG_2313
ヨイショー!などといった掛け声と共に、思い思いに甘酒を周りにぶっかけはじめる。
男たちの勇ましい身体が酒に濡れていき、日に照らされ輝きを発していく。


IMG_2314IMG_2317

IMG_2318
酒をぶっかける→水を足す→酒をぶっかける
という無限ループ。


IMG_2319
一番人気のボディビルダー兄貴と少年。
もはや言葉はいらない。

しばし写真を眺め、雰囲気を感じ取って頂きたい。

IMG_2320IMG_2323IMG_2325IMG_2330IMG_2333IMG_2335
基本的にこれだけなのだが、ふんどしたちのはしゃぎっぷりに客席のテンションも上がってしまう。
この甘酒がかかると無病息災のご利益があるとかで、
高田純次みたいな人が客席サイドに思いっきり酒をぶっかけては主催に怒られていた。


IMG_2340
えまにょんちゃん。


IMG_2341
えまにょんちゃん。


IMG_2342
えまにょんちゃん。


IMG_2343
えまにょんちゃん。


IMG_2344
えまにょんちゃん。


IMG_2345
もはやここまで来るとタチの悪いただの水遊びである。
だが男たちも観客もそんなことは関係なく楽しんでいる。
そんな空気なのだ。


IMG_2346
えまにょんちゃん。


IMG_2347
酒も無くなり、水をぶっかけるのも一段落すると樽を水場に運び洗い清める。
甘酒こぼし最後の仕上げである。


IMG_2349IMG_2350
普通に運べば10秒くらいで水場に着くがそこは甘酒こぼし、
あっちこっちに転がしたり持ち上げて引っ張り合ったりしてなかなか前に進ませない。
「おうこっちじゃねぇそっちだそっち!」などとお互い笑いながら好き勝手にやる。


IMG_2351 IMG_2356 IMG_2358 IMG_2360 IMG_2362 IMG_2363
その間も容赦なく水をぶっかけたりする。
楽しいぜワッショイ!


IMG_2364 IMG_2368
無事、水場へ。この後もしばらく水をバシャバシャして遊んでいた。


IMG_2370
えまにょんちゃん。


IMG_2374
最後は神社で再び祈祷!
これにて甘酒こぼし完遂!



如何だっただろうか。
少しでも雰囲気が伝われば幸い。
これからも我々は日本の奇祭を追いかけて行きたい。
とりあえず来年は社員全員参加で。

2 件のコメント:

  1. とてもいい記事だったので★5でしたが、
    露骨なえまにょん押しだったので-4で
    ★1です。

    返信削除
  2. 100Tweetしろ

    返信削除