2013年8月25日日曜日
How to Tank in Eorzea:斧術士のすゝめ
高速ナブラ!
というわけで斧術士触ったので所感を交えたロール解説を記していく。
具体的にはLV20前後くらいまでの動き方の解説だ。
『すゝめ』などといかにも指南書的なタイトルにしてしまったが、タンクとしての動き方や心構えなどは
以前書いた剣術士記事のほうでみっちり解説しているので、
ホントにホントの初心者さんはそちらも合わせて読んで頂きたい。
How to Tank in Eorzea:剣術士の立ち回りについて
斧術士デビューしたけどいまいち動きがわからない……
ダンジョン行きたいけど失敗したらどうしよう……
今回もそんな方々の背中を後押ししていきたい。
また、他ロールの方々への斧術士紹介も兼ねられればこれまた幸いである。
もっと言うとオープンβで剣術士・斧術士の不足が問題になっていたようなので、
初心者さんの不安を払拭してエオルゼアのタンク不足に貢献したい。
なお斧術士の読み方は『ふじゅつし』である。
pingは『ピン』だし、tauntは『トーント』だ。
お間違えなきよう。
1.心を以て力と化す
斧術士や剣術士のようなタンクと呼ばれるロールは、仲間全員の命を預かる、
パーティのキーパーソンである。
それだけで二の足を踏んでしまい、ダンジョン参加に躊躇してしまう人も多いだろう。
更に壁役としての役割上、パーティの先頭を走ることになるケースが殆どだ。
それが初めて行くダンジョンだとすると、道もギミックもわからないままで進むのは非常に怖いと思う。
しかし、最初は誰でも初心者なのだ。
緊張はするだろうが、実際のところ序盤のダンジョンは難易度としては高くは無い。
これから解説する基本を憶えてもらえれば、安定して攻略できるはずだ。
CFでマッチした初対面パーティは緊張もするだろう。
そんな時は最初に、初心者です、と一言挨拶してみよう。
もしかしたら同じく初攻略の人もいるかもしれないし、玄人がサポートしながら進んでくれるかもしれない。
何はともあれ、周りは君に合わせてゆっくり進んでくれると思う。
意思疎通が出来るということは素晴らしいものだ。
当たり前だが、気心の知れた身内で行くなら上記のハードルはグッと下がるだろう。
是非とも友達を巻き込んでワイワイ楽しく遊んでいただきたい。
簡単にまとめてしまえば、あんまり気にするなということである。
2.力を以て技を成す
さて、勇気と覚悟を確かめたところで次は斧術士と剣術士を比較してみよう。
最大の違いはやはり、(装備としての)盾を持っているか持っていないか、だろう。
剣術士は片手剣に盾という、見た目からしてパーティの壁役、まさしくメイン盾という風貌である。
盾を持っている分、当然受けるダメージの減少が望める。
範囲敵視アップのフラッシュはMP消費の魔法扱い+自周囲効果と使いやすく、敵視も多く稼げる。
アビリティもダメージカットや被回復魔法効果アップといった防御に秀でた能力が揃っている。
敵が単体だろうと複数だろうとガッチリキープし、対ボス戦による長期戦もお手の物。
どんな敵が相手でも柔軟に対応し仕事ができるクラスではないかと思う。
次に斧術士を見てみよう。
強靭な肉体一つで敵の猛攻を一身に受けつつ手にした両手斧を振り回す、
まさに肉壁という言葉がぴったりのロールだ。
剣術士に比べると防御面ではやや劣るのは事実で、純粋な防御アビリティは
物理防御力20%アップのフォーサイト一つしかない。
では、斧術士が優れている点は?
それはVITと攻撃力だ。
低レベル帯ではあまり感じられないかもしれないが、斧術士のVIT成長率は剣術士よりも高い。
そしてアビリティは攻撃寄りの能力が揃っている。
範囲敵視アップWSのオーバーパワーは前方扇型の物理攻撃で、
ダメージを与えつつ複数の対象から敵視を集めることが出来る。
また、防御技が多い剣術士に比べ、斧術士が持っているアビリティはブラッドバスやバーサクといった
HP吸収攻撃や物理攻撃力を上昇させたりするBuff技が揃っている。
高VITによる最大HPの高さを活かすマーシーストロークやスリル・オブ・バトルといった、
最大HPの20%を回復するアビリティもある。
つまり、Buffで攻撃力を上昇させてダメージを与えつつ、HP吸収技や自己回復アビリティで
命を繋ぎ止めつつ敵を殲滅していくスタイルが斧術士なのだ。
とはいっても、弓や槍といったファイター系に比べたら正直攻撃力は低い。
あくまでも剣術士と比べた場合だ。
まぁあくまでもロールはタンクなので。そこんところは。うん。
また、発動に条件や制限がある技が多く、ややテクニカルな操作を要求される(気がする)
剣術士に比べるとTPの燃費が悪いので、短期決戦タイプとも言えるだろう。
まとめると、斧術士は力こそパワー、攻撃は最大の防御なりを地でゆく脳筋野郎である。
しかしながらそのポテンシャルを発揮するためにはアビリティの特性を熟知しておく必要があり、
TP管理等も含めると若干玄人向けではあるかもしれない。
とは言うものの能力なんてやってきゃ覚えるだろうし、
LV20前後の序盤ダンジョンではそんな技はあんまり覚えないので問題はない。
アドレナリン全開で両手斧をブンブン振り回していこう。
次はスキルの使い方を見ていこう。
3.技を以て己を視る
斧術士の最大のキモとなるWSはオーバーパワーだろう。
対象に向かって前方扇型の範囲内にダメージ+敵視アップと、タンクとして動くためには
このWSを使いこなす必要がある。
オーバーパワーに関しては、事前にF.A.T.Eなどで使用感を確かめておいてほしい。
ちなみに範囲はこんな感じである。
抑えておきたいポイントは、
①発動までにやや『溜め』がある
②範囲技の為、消費TPは高いが威力自体はそこまで高くない
というニ点である。
①ショートカットキーを押下してから斧を振り下ろしダメージが発生するまで数秒の時間差が発生する。
複数の敵を範囲内に捉えた瞬間に発動しても、何らかの理由で他のPCが敵視を集めてしまった場合に
mobの位置がズレてオーバーパワーが当たらない、ということが起こってしまう。
これは特に接敵した瞬間、ファーストタッチの際に起こりやすい。
弓や呪の初撃がオーバーパワーの着弾よりも早かったり、
タンクとアタッカーがターゲットしているmobが違っていたり、といった状況は起こりやすい。
そうなるともう一度オーバーパワーを発動するか、タゲを変えてトマホーク(遠距離物理攻撃+敵視アップ)でも撃って引き寄せるか
といった選択を余儀無くされ、どちらにせよDPSが下がる。
②オーバーパワーは消費TP100で威力120となっている。
端的に言うと、オーバーパワーばかり連発しているとすぐにTPが底を尽きダメージもあまり与えられない。
もちろん、仲間にタゲが行くよりオーバーパワーを連打してでも敵視を集めたほうがいいのは事実だ。
しかし、デキるタンクというのはタゲをしっかり集めつつ敵の撃破にも貢献する存在だ。
特に斧術士は剣術士が持っていない高い攻撃力がある。
オーバーパワーを連発しているだけでは、本当のチカラを発揮しているとは言えないだろう。
とまあ、初心者向けと謳っておきながら面倒な話になってしまった。
上述したように、まずは敵全体の敵視を集めることを第一目標にしよう。
そして、慣れてきたらDPSのことも意識してほしい。
敵を素早く撃破する事は、仲間の命を守る事と直結している。
それこそが斧術士ならではの『守る為のチカラ』だ。
4.己を以て敵を討つ
では斧術士の立ち回りを研究していこう。
ダンジョンは決められた箇所に敵のグループ(pack)が配置されており、
加えて単独で一定範囲を巡回しているmobがいる、というのが一般的な構成だ。
スタート地点から少し進むと2,3体の敵がいるだろう。
リンクしているmobたちは、一体を叩いたらor敵の視界に入ったら全て襲いかかってくる。
なので、タンクは常にパーティの誰よりも先陣を切り、最初に攻撃をしなくてはならない。
そして、まず始めにやってほしい事はターゲットマーカーのセットだ。
例え言葉の壁があろうともこれさえあれば何とかなる、と思う。
mobをタゲってマーカーを押すだけで良い。狙う順番を①,②とマーキングしていこう。
優先順位としては、遠距離攻撃タイプから先に倒すようにしよう。
単純に群れの中に①をつけるだけでもパーティはやりやすくなるはずだ。
気の利く呪がいれば、何も言わなくてもそれ以外のmobにスリプルを入れたりしてくれるだろう。
意思疎通が出来るなら、最初にその旨を伝えるといい。
さて実際に殴りかかる時の動きだが、基本的には
・遠距離からトマホークで釣り、敵全体が集まったらオーバーパワー
・敵の群れに向かっていってオーバーパワー、その後順番に殴る
のどちらかになると思う。
前者はpackが近接攻撃系のmobで構成されている時、
後者はpackに遠距離攻撃系のmobが含まれている時だ。
魔法使いや弓使いのような遠距離攻撃タイプは、その場から動かず攻撃してくるので
こちらから接近してオーバーパワーの範囲に入れる必要がある。
その時に気を付けてほしいことがある。
それは自身の立ち位置だ。
剣術士編でも使った図で説明させていただく。
このように接敵した時は
この形が理想だ。
敵が前方扇状の範囲攻撃を放ってきた時にパーティの総被ダメージを減らす事ができる。
また、奥から巡回mobが寄ってきたとしてもまず殴られるのは自分だ。
また、槍術士や格闘士には側面や背面から殴るとダメージが上がるWSがある。
位置ボーナスをしっかりと狙ってもらおう。
うまく敵全体な敵視を集め、ベストな陣形を作れたらWSのコンボを当てていこう。
序盤のコンボは
フラクチャー→ヘヴィスウィング→メイム→ヘヴィスウィング→
スカルサンダー→ヘヴィスウィング→スカルサンダー
というのが基本形だ。
フラクチャーのようなDoT効果を与えるスキルは一番最初に撃ち込もう。
塵も積もればMAXDPS。DoTは切らさないように。
敵視アップの効果があるスカルサンダーが当たれば、その敵は固定できるだろう。
スカルサンダーが当たる前に呪術士が範囲魔法をぶっ放しまくっていたりすると
メインターゲット以外の敵視がフラつく可能性がある。
落ち着いて引き離していこう。
テキスト通りに事が運べば簡単にpackを撃破していることだろう。
斧術士らしく、行く手を阻む敵はガンガン蹴散らしていってほしい。
5.敵を以て絆を結ぶ
順調に進んでいくといよいよボスとの対面だ。
ボス戦でも基本は同じ。
・敵視を集めパーティの被ダメを抑える
・立ち位置に注意しボスの範囲攻撃を回避する
・途中で追加される増援は先に倒す
ボスはもちろん、増援で湧いたMobの敵視も集めよう。
ヒーラーが殴られる状況だけは絶対に避けたい。
湧いた敵に攻撃①のマーカーだけでもつけておくとアタッカーも動きやすい。
ボスの使う範囲攻撃は当たると大ダメージだったり、状態異常を発生させる攻撃が多い。
これを食らうとヒーラーの負担が大きくなり、回復魔法を連発することで敵視を集めてしまう。
特に注意してほしい回復魔法はメディカだ。
メディカを連発する状況になってしまわないように気をつけよう。
パーティ全体の火力がそこまで高くない場合、長期戦にもつれこむ可能性が高い。
序盤から飛ばし過ぎないよう適切なTP管理を心がけよう。
仲間を信じ、自分を信じ勝利を掴もう!
6.絆を以て心と成る
以上が斧術士の基本的な解説となる。
タンクを目指す方も他のロールの方も、斧術士への理解が深まれば幸いだ。
何はともあれ、肩肘張らず気軽に挑戦してみよう。
アタッカーやヒーラーでは味わえないゲーム性を是非とも経験してほしい。
本記事が若き斧術士たちの手助けになることを祈る。
よき斧ライフを!
参考文献
オンラインゲームで役立つ用語・略語集
六尺兄貴まとめwiki タンクトップ兄貴
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