2015年12月23日水曜日

いうほどふるさとじゃないけどふるさとに思いを馳せてみる



さて、なんとなく始めたFF11。

始めたと言ってもフリートライアルなんですが。


なぜ今更、と言われてもなんとなく以外の理由がないですがちょっとだけ語りましょう。











といってもゲーム内容については詳しく解説しなくてもいいでしょう。

エバークエストに感銘を受けたヒゲの人が生み出した怪作、それがFF11です。


歴史を振り返ってみると、2001年にβテストが始まりPS2が正式稼働、その一年後にPC版、

2005年にXBOX360版とプラットフォームを拡大していき、

14年に渡り5つの拡張パックとDL形式の拡張コンテンツによるバージョンアップが展開されていった

スクエニオンラインゲーム部門の看板タイトルで、長年稼ぎ頭となっていたデキる長男でした。



ぶっちゃけ僕はそんなにやってませんでした。


当時高校生(中学生かも)だった僕は発売直後のPC版を購入して遊びましたが、


・UO育ちだったのでEQスタイルの本作があんまり響かなかった

・PlanetSide、Master of Epicといった当時の良ゲーにのめりこんでいった

・田中と河本が常時きたない


といった諸々の理由からあんまりハマらなかったのです。


とはいうものの世界観やBGMといったゲームを構成する要素、

要するに河豚の影響下に無い部分は印象深く心に残っており、

"ストーリーがよかった" "あのシーンのラストのBGMと演出が良い"

というような評判を聞くたび、

なんとなく「あぁ、ちょっとストーリー気になるなぁ。……けどなぁ」という

思いが湧き上がっていました。


そして現在。

メジャーアップデート及びPS2・XBOX360版のサービス終了が報じられ、

その後まもなく最終シナリオも配信、メインストーリーも堂々完結。

PC版のみ継続ということでサービス終了というわけではありませんが、

一旦の区切りがつく形になったことは皆様の記憶にも新しいと思います。


と思ったら2016年4月以降は毎月アップデート宣言。大規模な拡張ではないものの、

人気NPCを掘り下げたシナリオ等を配信していく予定とのこと。

老体に鞭打って少しでも課金者を遊ばせ引き留める方針へのシフト。

オンラインゲーム部門、及び経営陣がどういった要素を考慮してこの判断を下したのか。

僕らには知る由もありませんが、なにはともあれ

"もうちょっとだけ続くんじゃ"状態で継続していく模様。



日本にも海外産MMOも多く入ってくるようになり(ローカライズの有無はありますが)、

オンラインゲームの選択肢が多数ある状況で

あえて今、新規or復帰者がFF11を選ぶ理由はあるのでしょうか。







結論から言うと、

【あくまでも"昔のRPG"として楽しむのはアリ。けど完全新規におすすめはしない】 です。

(※個人の感想です)




当時のプレイヤーからは考えられないと思いますが、

多くの拡張・調整を経て、また時代の流れに伴うプレイヤー層の変化を受けて、

"募集ン時間パーティ必須の延々狩場キャンプゲー"から

"ソロでLv99までサクサク育てられてシナリオも最後まで遊べる現代向けの仕様"になりました。



イベントで絆を深めたNPCをパーティメンバーとして召喚できる友情と信頼の魔法フェイス。

思い入れのあるキャラたちと冒険に出る楽しさはまた格別。

戦い方や性能もキャラの性格に準拠しており、タゲを取ったり連携を合わせてくれたりと有能。

ソロプレイでもサクサク敵が狩れ、チェーン1回で4ケタを超える経験値が入るように。


「モンスターを○体倒せ」「100以上のダメージを○回出せ」「クリスタルを○個集めろ」……

といった多彩な個人用の達成目標に加え、

フィールドのゾーン際で受注・切替できる討伐クエストにより得られる経験値は増大。

武器や防具、アクセと交換できるトークンも手に入るため装備更新も容易に。



とまぁとにかく時間がかかってマゾいレベル上げがさくさくできるようになって

ストーリーもサクサク進められるようにはなったんですが、非常に残念なことに

ベースとなっているUIが古すぎて後付けで実装された便利機能とまったく噛み合っていません。


チュートリアルやクエスト、便利機能を教えてくれるNPCに、

それとわかるアイコン等はまったくついていないので、メニューを開いて

【マップ】と【クエスト】を交互に開いて名前を照らし合わせる必要があります。


そして未だにミニマップは実装されていないのでコンパスと全体マップが頼りです。

オートラン中ならマップを開けるので移動できますがマップの自キャラの位置は更新されず……。



上記の個人目標の項目もメニューを開いていくつものページを通らないと辿り着けません。

とにかくテンポが悪い。


これらの項目はマクロを作ってショートカットに追加すれば簡略化した操作で開けます。

しかし堀井雄二がDQXを作るときにディレクターに

「"とっつきにくいけど使いこなすと超便利な機能"よりも、最初からわかりやすいほうが良い」

と助言したという逸話があります。

この前者がFF11のインターフェース各種であり、実際わかりづらいです。




とまぁ改善されたところはたくさんあるのですが、いかんせんゲームの基礎が古いままです。

各種操作やミニマップ云々も必要不必要・良し悪しは個人の好みなので

結論で申し上げたように昔のゲームとして見るならアリという評価に落ち着いたわけであります。






持ち上げたりこき下ろしたりと忙しいですが、総合的には良ゲーだと思います。

もし仮にストーリーをじっくり楽しめるオフラインリメイク版が出たり、

グラやUIが洗練された『新生FF11』が出たりしたら絶対遊ぶだろうし。


ただ僕は十数時間のプレイを経て、DQXがやりたくなったのでそっちに復帰しました。

おわり。







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