2018年6月13日水曜日

けんしのはなし


ずっとやってます。Kenshi。
6月初週に購入してから朝から晩まで延々やってます。
こうやって書くとまたお風呂上がりにパンツ履く手間も惜しんでプレイしてるみたいに思われがちだけど、さすがに大人なんで最近はパンツどころかズボンまで履くようになりました。
なぜなら全裸でいすぎて風邪ひいたから。



※この記事はKenshi Ver 0.98.xxの時期に書いてます。正式リリース前の開発版です。
基本的にどんなゲームでも褒めるタイプなんでこの記事もKenshiベタ褒めですがまだまだバグだらけです。すでに60時間プレイしたデータと30時間プレイしたデータが壊れてロードできなくなってそのたびに最初から始めてます。
自己判断・自己責任で購入できる方、そういうもんだと割り切れる方、むしろベセスダゲーっぽくていいよねという方には超おすすめです。





さてこのKenshiなんですけど、フレンドとか奥さんが買って遊んでたのをちょっと見せてもらって、
『なんかちんまりしたゲームで遊んでるなぁ』とか思ってたんですよ。
とか言いながら自分がプレイしてたのはFallout1なんでちんまり度は同じくらいなんですが。

んでどんなゲームか聞いたところ

「北斗の拳的な世紀末ワールドでなんか色々できるシングルRPG」

っていうわかるようなわからないような説明、というかFalloutの話かと困惑したのでもっと詳しく聞いたんですが、その結果わかったことは形容しがたいゲームだということでした。

キャラクリによって初期状態に若干の違いはあれど、とりあえず広大なオープンワールドに放り出すから出来る事やりたい事好きなようにやればいいよっていう感じに始まるので、

世界を巡る冒険を始めるもよし、
各領土の特産品を売買するトレーダーになって金を稼ぐもよし、
鉱石掘って加工して鍛冶職人になるもよし、
家を建てて農業をはじめて自給自足しつつ略奪者たちを撃退するもよし、
80以上の派閥それぞれと同盟を結んだり敵対関係になって戦争するもよし、
盗みや暗殺の技を磨いて世紀末忍者として放浪するもよし、
NPCを捕えて奴隷にしたり、逆に捕えられて奴隷になったりもよし、
世界に散らばるそんな奴らを仲間にするもよし、
これら全部やるもよし

といった具合で、もよし書きすぎてゲシュタルト崩壊するくらい割となんでもできるゲームみたいです。

ユニットを選んで指示を出して進めていくゲームなので、ジャンルとしてはRTS+RPGが近いのかな?
ガチRTSのようにマウス捌きがゲームのうまさを決めるわけじゃなく一時停止もできるし、上述のように多彩すぎる要素があったりでどんなゲームか説明するのが本当に難しいんですけど、奥さんが「世紀末シムピープル」と表現してたのが一番しっくりくる気がするのでこれで伝わってください。



んで、6月8目の月曜にE3休暇をとっていたんで、奥さんがいない日中にSteamのファミリーシェアリングでなんとなーくKenshiを遊ばせてもらったんですよ。


そしたらなんかもう……面白れぇ……。

なんなんだろうね?!なんでこんなに夢中になってしまうんだろう。

ちんまりしてるなぁって思ってゲーム内容はほんとにちまちましてるんですが、そのちまちまやるのがひたすらに面白くて時間を奪っていく。
世界を巡る大冒険とか言っておきながら始めたばかりのキャラだと当然そこまで至らず『町から隣町へ』くらいの移動、それこそ『日暮里から西日暮里へ』くらいのちんまり感なんですが、その道中も色々な出来事が起きるので荒野をさまようのが楽しい楽しい。

特に気に入ってるのが町づくり要素で、既存の都市の空家を購入してそこで生活することもできるんですが、都市から一定距離離れていれば世界のどこにでも自分の建物を建てることができるというもの。
何もなかった荒野に家を建て、畑を耕し、交易品を製造して…と徐々に発展させていくプレイは自由度の高さも相まってなかなかに中毒性が高い。

ユニットの操作もほぼ自動化させることができて、

村人Aは畑の収穫を最優先、作物がない時は採掘。
村人Bは貯蔵してある作物と鉱石を加工、空いてる時は技術研究。
村人Cは門番としてクロスボウ砲台に配置。怪我人が出たら治療してベッドまで運ぶ。

といった感じでそれぞれに役割を与えると割り振った優先度に応じて自動で働いてくれます。
種族や生い立ちによって得意な仕事が違うので適材適所を考慮してもいいし、あんま気にしないで何やらせてもオッケーです。
研究を進めれば上位施設が建造できるようになり更に出来ることが増えるので、人手が足りないと感じたら住民スカウトしにいって…とか試行錯誤しているとこれまたあっという間に時間が溶けていく…。


しかし時はまさに世紀末。ここは永遠のロックランド。
楽しいぶつ森タイムをぶち壊すべく大小様々な悪意がプレイヤーに襲い掛かってきます。

大国の領土に家を建てれば税収人が軍隊引き連れて取り立てにやってくるし、食人族が大挙して押し寄せて住人を攫っていったり。
荒野では野盗やオオカミに襲われるのは日常茶飯事、すれ違っただけで喧嘩ふっかけてくるいけ好かない連中もうろちょろしています。
鉱石掘ってたら蛮族に襲われて死にかけてるところを奴隷商人に見つかって売り飛ばされたり、子ヤギ狩ろうとして逆に片腕もってかれそうになったり、みんなで頑張って経営してる農園が野生のニンジャ集団に蹂躙されて血まみれの地獄みたいになったりして、ボロボロになるたびに「あぁ俺はこの世界じゃちっぽけな、本当にちっぽけな、搾取されるだけの弱者なんだなあ」って悔しい思いして。

そんなことを繰り返していくうちに少しずつ成長していく。
戦いの中で得た経験はそのままキャラ自身の武器の扱いや戦闘技術の向上に繋がるし、ずたぼろで打ち捨てられても包帯巻いとけばそのうち傷は塞がるし、その過程で打たれ強さや治療技術も上がる。
たとえ腕が千切れたって片腕あれば武器は持てるし、機械の義手をつければそれはそれでカッコいい。
(まぁあまりにも重傷すぎるとそのまま死んで終わりなんですが)

奴隷商人に捕まっても希望はある。
ピッキングで足枷を外して夜の闇に紛れて脱走というオーソドックスな手法はもちろん、移送されてる最中に他勢力やモンスターの襲撃が発生、混乱に乗じて逃げ出す、といったドラマチックな展開もあるかもしれないし、そういった境遇の逃亡奴隷と出会うかもしれない。

鍛冶仕事に打ち込んでいれば質の高い武具を作れるようになるし、料理スキルが高くなれば複雑な料理もちゃちゃっと作れるようになる。
重い荷物を運んでいれば徐々に筋力が高くなってマッチョになるし、走りこむことで足が速くなる。
水泳スキルが高くなれば当然泳ぐのが早くなるし、農業スキルが上がるとすごく野菜を大切にする。



なんかダラダラ書いちゃったんですが、とにかく面白いです(語彙消失)。
冒険も街づくりもできる世紀末な雰囲気のゲームないかなーって探してる人にはハイパーおススメ。

というわけでみんな買ってプレイ日記つけてください。
プレイヤーの数だけ物語があるこのゲームは誰かのプレイ見るのも楽しい。
結構CPUとメモリ食うんでスペックだけは気を付けてね。

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