2019年9月29日日曜日

ミストオーバー体験版の感想など #ミストオーバー


2019年10月10日発売予定のローグライクRPG、MISTOVER(ミストオーバー)の無料体験版がSteamで配信されていたのでプレイしてみました。開発はKRAFTON。

地上でパーティを編成してダンジョンに潜り、食料や光源の残量を気にしつつモンスターや罠を退けお宝をゲットし持ち帰る。
そこで得た装備や経験を用いてキャラを強化し、更に深層へ潜っていく…命ある限り。
といった感じの探索型ローグライクで、Darkest Dungeonと世界樹の迷宮を足して2で割ったようなシステム&デザインですね。
ティザートレーラーを観た時から気になっていたタイトルなので体験版に飛びつきました。



ストーリー




『絶望の柱』と呼ばれる巨大な竜巻と、その中から現れた異形の幻獣たちによる無差別な攻撃を受けた人類は絶滅の危機に瀕していた。
しかし、ある日を境に幻獣たちは地上から姿を消し、そこには精神と肉体を蝕む『災いの霧』が満ち溢れる『次元の渦』だけが残った。
生き残った人類は異形の怪物たちが再び現れる前に防御を固め、人類生存の鍵を探るために危険を承知で渦を調査することにした。
果たして、霧の向こうには何があるのか……。

的なストーリー。カギカッコいっぱい使った。


暗く陰鬱なダンジョン、一歩ごとに減る食料と光源、満足と欲望の葛藤の末に下す決断などなど、ローグライク特有の死と隣り合わせの緊張感はばっちり。
欲張り&判断ミスでキャラロストした時の悲しさを幾度となく味わうことになるだろう。たぶん。



ハードコアゲーマーなので初見のゲームでも最高難易度を選ぶ。これが間違いだったと気づくのはチュートリアル戦闘が始まる1分後であった。





森の奥で目が覚めた途端にモンスターに襲われる我々。なんとか退けるもモンスターの数が増えてきて、もはやこれまで…といったところで偶然通りかかった兵士たちに救助される。
どうも記憶を無くしてしまっており何も覚えていない。霧の影響なのか、こういう人はちょくちょくいるらしい。
兵たちと共に『渦』の探索拠点となっている町に戻り、記憶を取り戻すため調査団に所属し、自分たちの部隊を組織して渦を探索することに…というシナリオ。

といっても特定のキャラが主人公ってわけでもないので、プレイヤーはギルドのマスターでもいいし誰か1キャラに自分の名前をつけて没入感を得てもいい。死んだら消えるけど…。

ちなみに自分の部隊には名前がつけられるぞ。君はそういうのが好きだろう?





探索準備



現時点では職業は8種。うち5人までパーティを組んで戦える。
3かけ3のマスにキャラを配置できるが、立ち位置によっては使えないスキルなどがあるので職業&所持スキルを考慮する必要がある。
また、特定のクラスが前後左右に隣接している状態でのみ使うことができる協力スキルというアクションもあるのでひたすらに悩ましい。協力スキルについては後述。

ちなみに上のインペリアルクロス、中心のウィッチや後衛のシスターを守りやすいと思ったんだけど、範囲攻撃を食らいやすいという有識者のアドバイス通り列攻撃で死ぬことになる。





ショップで回復アイテムや食料を購入し準備を整える。
空腹を満たす食糧、光源となる光輝の花の種、HPを回復するポーションなどなど…。
持ち物はカバンに空きがある限りいくらでも詰め込めるが、霧に触れたものは人であれ物であれ汚染され変質する。つまり、ダンジョンから出た時には腐ってしまう。
汚染状態のモノは回復量低下&デバフ付与といったマイナス効果がついてしまうので、何でもかんでも持っていくと使わなかった時にロスが大きく出てしまう。
もちろん命よりは安いが…。

何度か潜ってみた感想だが、序盤のエリアに関してだけ言えば
・食糧…絶対4~5個使う。
・光源…いらん。(現地で補給できる)
くらいのバランスだった。






突入前にエリアを選ぶ。
敵の強さやマップの広さが異なり、その都度拾えるものが変わる。
地上から降りてって地下5階を目指す…という形ではなく、1枚の広いマップを埋めていき最後に出口から町に戻ってくるって感じ。






探索



潜るたびに敵・宝箱・障害物・罠等がランダム生成される。
プレイヤーと敵がターンごとに行動して接触するとバトル開始という、不思議のダンジョン+世界樹のFOEみたいなシステム。別ゲーの例えばっかですいません。
当然ながらこちらから敵に接触すれば先制がとれるんで積極的に狙っていくことになる。

なお、敵のシンボルは倒しても時間経過で復活する。
しかし一度倒した敵は戦っても経験値やアイテムは手に入れられないという厄介な存在となるため、同じ道を何度も行き来してその都度戦ってたりするとどんどん消耗していく。
賢く動こう。






リーダー(中央に表示されてるキャラ)ごとに探索中に使えるスキルがあり、障害物の範囲破壊や罠探知、敵に発見されないまま歩ける等お役立ちスキルが揃っている。
なお少量の満腹度を消費するので空腹時には使えない。






マップ。
歩いたところの周囲がオートマッピングされる。マップには敵と罠の位置以外は記されていくのでちょくちょく確認しながら進んでいくことになる。

ダンジョン内にはちょっとした物が落ちていたり、装備が入手できる宝箱がある。
宝箱は対応する鍵が必要だが必ずマップ内のどこかに落ちている。頑張って探そう。

入口と出口は別なので、帰るためには出口も探さなくてはならない。
もう無理!となった時のために強制脱出もあるが、経験値半減&入手アイテム消滅といった制約がつく。
「高価な墓石を立てるよりも安くても生きているほうが素晴らしい」という偉人の言葉にあるように、死んだらおしまいなので勇気を持った決断も重要である。




バトル



戦闘開始!

バフデバフや状態異常が目まぐるしく付与され、常に気の抜けない戦いがスピーディに展開される。
左下のアイコンの並びが行動順であり、キャラの立ち位置、状態等を考慮しながら次の手を打っていく。







攻撃をガードもしくは回避すると『反撃チャンス』が発生し、素早さにボーナスが付与され行動順が早くなる。

↑のGifは
パラディンが敵の攻撃を回避→反撃チャンスで行動順トップへ→反撃!
という流れを映したものである。

逆にこちらの攻撃が回避され、敵の反撃が発生することもあるのでそうなると非常に苦しい展開となる。
我々の最大の敵は90%の命中率なのかもしれない。






キャラのレベルが上がることで協力スキルを覚える。
協力スキルは自分と特定のクラスが隣接している時だけ使用できる範囲技だ。

↑のスキルはグリムリーパーの前にパラディンがいる時だけ使用可能でダメージ+ノックバックという効果がある。
MP消費がデカかったり1ターンに1組しか使えないといった制限はあるもののどれも強力な固有技なので、陣形は非常に重要。
"鳳天舞の陣"は範囲攻撃には強いかもしれないが、誰とも協力スキルが使えないというわけだ。

戦闘中は様々な原因で陣形が乱れるが、できるだけ乱さず戦っていきたいところである。










探索終了、そして次の戦いへ…




生きて帰ることができれば経験値や入手したアイテムをごっそり持って帰ることができる。




それだけではなく、霧に触れた影響が身体に変化をもたらすことも……。







また、探索後には世界終末時計が表示される。
探索中の行動が評価され、"敵を全て倒す"、"アイテムを全部拾う"など積極的な探索を行うと人類の滅亡が少し遠ざかる。
逆の行動をとるとカウントが進み、ゼロになると恐らく幻獣たちが再出現して全て終わってしまうのだろう。

潜るからにはきっちりと仕事をこなすのがプロである。心して取り掛かろう。






レベルアップするとスキルポイントがもらえる。
町の訓練場にいけばポイントを使用してスキルレベルを上げることができる。
ダメージやデバフ確率、消費MPなどが下がるので今後も絶対使う!というスキルはガンガン伸ばしていくのがいいんじゃないだろうか。




金と薬の力で霧の影響を変化させる"ジンクス矯正"。
ジンクスは完全にマイナスな効果のものも状況次第でプラスになるものもあって様々。
なるべくマイナスは取り除いていって綺麗な身体を維持したいところ。








装備にはレア度が定められており、希少さに応じた特殊効果がついている。
ダンジョンから持って帰ってきた時点ではわからないが、錬金術工房で鑑定することで効果が判明する。
加えて装備を合成して基礎値を底上げすることもできる。
うーんローグライク。





終わりに



そんなこんなで2つめのエリアでいくつかクエストをクリアすると体験版はクリア。プレイは続けられます。
他にも支援事務所でカバン拡張や胃拡張とか、まだ見ぬクラスとか様々なコンテンツが用意されているみたい。


拠点での施設利用時のテンポに引っかかるところがホントにちょっとだけあるけど、探索&戦闘はかなりスピーディで気持ちいいし、もっと潜って色んなクラスと戦術試したい!って思えるのでかなり面白いです。
だらだら書いたけど無料体験版が配布されてるんで興味ある人はプレイするのが早いと思います。


MISTOVER(steam)





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