2019年5月13日月曜日

ESO冒険日記 モロウウィンド② #ESO

『ネレヴァリン』

アズラへの忠誠を守り通し命を落としたチャイマーの英雄ネレヴァルが、2800年前のトリビュナルの裏切りを罰するために再び世に蘇る…という遊牧民アッシュランダーたちに伝わる予言。
彼の魂はいつの日か再びモロウウィンドに転生し、偽りの神トリビュナルを滅ぼし世を正しい状態に戻すという、アッシュランダー自身の間でも眉唾物の噂話の一つである。

(ちなみに↑のお話はTES5 Skyrimでゲーム内書籍になっていて読むことができる。

"レッドマウンテンの戦い"
"レッドマウンテンのネレヴァル"

TES4の時代までは禁書扱いだったこの2冊は200年後(TES5)には本屋で買える物になっている。
"レッドマウンテンの戦い"はヴィベク視点、"レッドマウンテンのネレヴァル"はアッシュランダーの伝承という形なので、細かいところが違っている。
前者は英雄ネレヴァルの最期はぼかしているけど後者だとトリビュナルが謀殺したことになってたり、読み比べると面白い。)




ネレヴァルの生まれ変わり=ネレヴァリンの伝承と、実際に失われつつあるヴィベクの神の力。
真相を探るためにアッシュランダーの集落へ向かう。







さて、説明を後回しにしてしまったが、モロウウィンドを語るうえでもう一つ欠かせない要素がある。
それは『名家』と呼ばれる、ヴァーデンフェルを支配している貴族たちのことだ。

島の南部周辺を管理する厳格で強力な軍隊を率いるレドラン家
東海岸を支配するよそ者嫌いの魔術師一族テルヴァンニ家
帝国との取引を通じて各街の市場などで幅広く商売を行うフラール家
宗教警察オーディネーターを抱えるインドリル家
祖霊とデイドラを信仰し、古き伝統をなによりも重視するドレス家

この五大家(グレートハウス)がそれぞれの優位性を証明しようと画策しており、様々な形で彼らの対立を見ることができる。
それぞれの名家の盛衰や関係者たちの動向はTES3以降のシリーズでも描かれており、ダンマーと接する時は五大家の名前を覚えておくと面白いかもしれない。
(TES5でもDLCでテルヴァンニ家と関われたり、ウィンドヘルムにフラール家の農場があったりする)
ちなみに上述の書籍内ではダゴス家も出てきてたけど、これは"失われた第6の名家"みたいな扱い。

また、異端者を許さないオーディネーターはトリビュナルの教義を良しとしない遊牧の民アッシュランダーに対して迫害や虐殺を行なっていたり、ある名家では帝国で禁止されている奴隷売買を依然として続けているなど、島には人道に反する問題も溢れている。




さてさてさて、話を本筋に戻そう。



道中、セリンというアッシュランダーの女性と出会った。
話を聞くと、彼女の兄で部族の長であるチョダラが自身をネレヴァルの生まれ変わりであると主張しており、他部族のアッシュランダーたちを焚き付けトリビュナルとの戦争を起こそうとしているらしい。
チョダラは自分がネレヴァリンだということを認めさせるためにアッシュランダーの集落のひとつアルドルーンに訪れており、予言の力を持つ賢女と会談を開こうとしていた。
しかしネレヴァリンとなるには様々な条件があり、それを満たさない限りは決して認められることはない。
賢女に否定された彼が強行手段を採ることも考えられ、もし本当に戦争になったら双方に多大な被害が出ることをセリンは恐れているようだった。





チョダラは部族の長にしては若く、他部族にも認められるほどの力やカリスマ性を持っている男だ。
トリビュナルによる圧政からアッシュランダーたちを解放し、真のモロウウィンドを取り戻すという使命に燃えている。

その自信はどうやら彼が携える祝福された杖"スナラー"がもたらしているようだ。
スナラーはトリビュナルの一柱"ソーサ・シル"が造った神器のひとつ。
神の力の源でもあるエナジーの流れを変える…といわれている道具だ。
チョダラはこの杖からとてつもない力を引き出している。
ソーサ・シルの道具をなぜ彼が持っていて、使いこなせるのか。
疑問は尽きないが、ヴィベクの不調の原因は彼にあるとみて間違いないだろう。
セリンと共にアルドルーンの人々の手伝いをいくつかこなし、一度ヴィベクとアークカノンの元へ戻ることにする。



ヴィベクシティに報告に戻ると、ヴィベク卿の力の流出の影響がヴァーデンフェル全体に現れ始めた。


レッドマウンテンは黒煙を上げ始め、浮遊隕石バール・ダウは徐々に大地に迫ってきている。
両方ともヴィベクが神の力でせき止めていたものだ。

人々は最近姿を現さなくなったヴィベクに対して不信感を抱きつつパニック状態に。
(ヴィベクの不調は街の人々には隠蔽されている)





とうとう浮いていられなくなったヴィベク卿。
アークカノン・ターヴスも落ち着かない様子だ。
ターヴスもチョダラの持つスナラーが怪しいと睨んだが、武力で杖を奪おうとすればそれこそ戦争になってしまう。
そこでターヴスは、もう一度アルドルーンへ行き妹のセリンと協力するよう提案してきた。

アッシュランダーにはアッシュランダーのやり方がある。
彼女を通してチョダラを説得し、穏便に杖を手放してもらえればそれが一番だろう。







この美しい島に今にも災厄が降り注ごうとしている。
ヴァーデンフェルはまさに噴火寸前の火山のように不安定な状態だ。

果たしてチョダラはネレヴァルの生まれ変わりなのか。

つづく。

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