2020年5月12日火曜日

X4 foundations 買った

今年の春先からずーっと宇宙ゲーに飢えてました。
良質な宇宙ゲーといえばFTLとかStellarisなんかがパッと思いつくんですがそういうのでは無く、広大な銀河を舞台に宇宙船をぐりぐり動かす、いわゆるスペースフライトシミュに分類されるゲームがやりたくて色々と調べてました。




コアな人気があるカテゴリだと思うんですが普段あまりアンテナ張ってないジャンルだったので、Steamのストアページで売り上げ上位のタイトルを見比べてみても、正直どれも同じように見えてしまっていまいちピンときませんでした。




スペースフライトシミュ、ゲーム画面のSSがFPS以上に違いが判らない。








とは言うもののそれぞれ中身は当然違っているのでちゃんと調べれば各タイトルの特徴は理解できました。


たとえばこのジャンルの元祖と言われる『Elite』シリーズの最新作(2014年発売だけど)『Elite:Dangerouse』なんかは長いこと続いてるMMOで、エイリアンとの接触銀河の果てを目指すイベント遭難したプレイヤーの救助作戦などといった、外から見ているだけでもグッと惹かれる出来事が起きているのが聞こえてきます。











宇宙MMOといえば『EVE ONLINE』も有名で僕も昔プレイしたことがありますが、一人のプレイヤーのミスから勃発したあの有名な戦争とか現役プレイヤーの政治家がBANされたりといったニュースが今なお流れてきてスケールの大きさを感じますね。














宇宙船ゲーとしては珍しいローグライクの『EVERSPACE』なんかも中毒性高そうでめちゃくちゃ面白そうだけど、ハクスラARPGとして進化した『EVERSPACE 2』が今年発売らしいんでなんとなく保留。Steamのストアページ見ると12月なのかな?














んでタイトルで触れている通り『X4 foundations』を選びました。
X4はサンドボックス要素の強いシングル専用のスペースシム。
宇宙進出を果たした種族による勢力争い、暴走したAI軍団や未知の生命体との戦争、宇宙船のカスタマイズから宇宙ステーションの建造・経営、果ては独立国家の建国などなど、戦闘も経済も探検も楽しめるってのがウリみたいです。
ドイツの会社のゲームなんですけど最初から日本語が収録されてるのはありがたい。






ソロ用のEVE ONLINEみたいな感じなのかなーって思ってプレイすること100時間。














これ、面白いっすね。

100時間分の感想が「これ面白い」で終わりなのは本当に申し訳ないと思うんですが…。











こんな感じの100時間でした。











なんとなくKenshiに近いかなーって気がしました。戦闘はアクションの宇宙版Kenshi。

外から見てるだけだと面白さが伝わりにくいけど、プレイしてるとアレやってみようコレも気になるなっていう好奇心がどんどん湧いてきてゲームが徐々に理解できていく。少し進むと「こんなこともできるんだ!」っていう驚きがあって、更に出来ることが広がっていく。
そうこうしているうちに『コレが終わったら次はアレしよう』で頭の中がいっぱいになって、ひたすら時間が溶けていく…。そんなゲームです。










と言ってもKenshiほど形容しがたいゲームじゃないし、歩いてるだけで奴隷商に見つかって売り飛ばされたり怪物に食われたりみたいな出来事は無いんですが、「はい、ゲーム始まったからあとは好きにしてね」みたいな状況から一つ一つ成していって世界にドデカい影響を与える存在になるっていう感じが似てるなと思いました。(プレイの一例です)














明確なエンディングがあるゲームじゃないので、『ぼく、銀河からすべての生命体を絶滅させる!』みたいに自分で目標立てたりロールプレイできるとなお楽しめると思われます。こういうところもKenshiに近いものがある。












プレイヤーは小型の偵察機から、その小型機を100機搭載できる超巨大な空母まで操縦出来て、それらを組み込んだ部隊を編成することもできます。

免許システムは無いので
『いきなりどんな船も操縦できて戦闘も採掘も交易も出来ちゃう』
ってところや、スキルとかステータスみたいな成長要素が無いので
『主人公無双は無理』
とかが他ゲーとの違いでしょうか。
部下として雇えるNPCには一人一人スキルがあって成長度合いで出来ることが増えるので、部下に採掘や交易の指示を出してる間に自分は探検いったりとかも可。











一騎当千は無理だけど、小規模戦に中型機で出撃して弾幕を掻い潜りながら敵の大型船に張り付いてエンジンを部位破壊して離脱、みたいな動きはプレイヤーにしか出来ないしキマるとエースパイロットみたいな雰囲気が出てめちゃ楽しい。












あとは経済システムのメインとなる宇宙ステーション建設&工場運営でしょうか。たぶんこれにハマる人は多い気がします。
このゲームの生産は、鉱石や氷といった原材料を加工して作る一次製品、それらを掛け合わせて作る二次製品、三次、四次…で最終的に宇宙船が製造されていくんですが、プレイヤーはその全てに携わることができます。

資源が豊富なアステロイドベルトを見つけたら近くに保管所を建造してNPCの交易船に売ったり、更に加工所も併設して一次製品工場にしたり、別の製品を仕入れて二次製品に加工してから輸出したりと、かなり自由度が高い経済介入が可能になっています。

最終的には造船所も自分で建造できるので、自らの手で生み出した戦艦を各陣営に流通させて戦争を続けさせる死の商人プレイだって出来ちゃいます。










宇宙ステーションの建造は、宇宙船ドックや農場、コンテナや居住区といった各パーツを繋ぎ合わせていくスタイルです。










上も下も無い宇宙空間ですが、建設の際は便宜上設けられた水平ラインに沿った上下の概念が生まれます。
すべてのパーツを自由自在に接続させるのはできないんですが、A陣営のコンテナは横にジョイントがあるけどB陣営のコンテナは上が繋がる、みたいなのがあるので組み合わせを探す面白さがあります。









原材料→中間素材→建材の製造工場。

これらをさらに組み合わせてエンジンや兵装、宇宙船の部品が出来上がっていきます。
造船所はこんな感じらしい







理解できたところまで説明してみたんですが、まだまだ全容掴めていないのでまとめられませんでした。

やっぱりまだバグというか挙動が変なところも多いみたいっすね。VerUPで以前に比べるとだいぶマシになったみたいだけども…。

次のDLCも控えているし、ワークショップでのMod開発も活発でコミュニティは賑やかな印象。
ジャンル的にもかなり人を選ぶタイプのゲームですが、好きな人には超刺さると思います。


1 件のコメント:

  1. UIの操作方法理解するところで挫折してるユーザー多そう。
    右クリックマジ重要。

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