2019年12月2日月曜日

【遠距離武器】Divinity:Original Sin 2 スキルとビルド紹介(応用編その2) #Divinity #DOS2

前回は片手武器とそれを活かすスキルを紹介したので、今回は遠距離武器…弓・クロスボウのスキル構成を考えてみたい。

遠距離武器はそれ自体がメインとなり得る強力な武器。
単純な攻撃力は低いが他スキルとの組み合わせ次第で様々なロールが考えられた片手武器と違い、高い火力を備えた遠距離武器はダメージディーラーとしての明確な存在意義がある。
長所を活かせるスキルや才能を押さえて攻撃力を高めつつ、属性矢や特殊矢も使いこなせば戦場の主導権は君の物だ。




遠距離武器で戦いたい


 概要


遠距離武器は弓とクロスボウの2タイプが存在する。
クロスボウは弓に比べると攻撃力は高いが、その重さから移動力が‐1される。
弓使いは敵に接近されて距離を取りたい時や射線を遮られた時など、しばしば移動が必要な場面がある。
しかし狩猟術スキルの"戦略的撤退"に代表されるジャンプ移動技の存在や、一度高所に陣取ればそこから動かず攻撃を続けられる特長から、『歩いて』移動する必要はあまり無い。
同レベル帯の弓とクロスボウが両方手に入った場合、基本的には攻撃力の高いクロスボウを選べば問題はないだろう。
(大した差ではないのでこだわりやキャライメージを優先して弓しか使わない!っていうのでも良いと思う。)

攻撃力に絡んでくるスキルは3つ。
遠距離武器スキル狩猟術スキル、そして武術スキルだ。
それぞれ1レベルごとに

『遠距離武器のダメージを5%上昇』(遠距離武器スキル)

『高所ダメージを5%&クリ率1%上昇』(狩猟術スキル)

『すべての物理ダメージを5%上昇』(武術スキル)

の上昇量となっている。

遠距離武器だし遠距離武器スキルを…と思いがちだが、ここでお薦めするのは『武術スキル』だ。
前回の片手武器の記事でも武術スキルをお薦めしたが、今回の遠距離武器スキルにしても同様だ。
片手武器スキル、遠距離武器スキルといった武器スキルのボーナスは『加算』だが、武術スキルのボーナスは『乗算』される。
攻撃力が100の時に遠距離武器スキルが10だと50%加算され150だが、武術スキルが10なら163になる。

加算 100%+10×5% = 150%
乗算 100%×1.05^10 = 163%

狩猟術も乗算だが、こちらは高所ボーナス。
常に高所を取れればいいが狭い室内での戦いなどもあるので、個人的には
『必要スキルのぶんだけ狩猟術レベルを上げてから残りは武術レベルへ』
という振り方がいいんじゃないかと思う。


 必要能力

弓、クロスボウ
 →必要ステータス:技巧

ダメージを上昇させる技巧はもちろんとして、クリティカル率が上がり行動順が早くなる機知あたりも欲しい。
戦闘が始まる前に高所を取っておくのが理想だが、突発的に始まった戦闘でも攻撃される前に動ければその後の展開が楽になる。
装備ボーナスで機知が増えるものがあれば優先して回してあげたい。
技巧:機知の割合は3:1くらいで良さそう。まずは2レベルに1ポイント振っていって様子を見る感じで。




 遠距離武器ビルド例


"一匹狼"ビルドだと弓+ダガーや弓+槍の複合構成も強いようだが、ここでは一般的な4人パーティ時のダメージディーラーとしての役割で出来る事を考えていきたい。



基本型
まずは大前提として弓での直接攻撃に特化して伸ばしていく。育成方法は上記の通り、必要スキル分だけ狩猟術に振ったあとは武術レベルを上げてダメージを高めていこう。


構成スキル

・狩猟術スキル
"応急処置"、"戦術的撤退"はゲーム全体を通して有用。弓を使わないキャラでも持っておきたいスキル。
装甲無視で直接HPを減らせる"マークスマンズ・ファング"や、距離に応じたダメージボーナスが大きい"バリスティック・ショット"、平地でも高所ボーナスが乗る"スカイ・ショット"などは使用頻度高め。
通常攻撃でも色んなボーナスが乗って高いダメージが出るので覚える技は少なくてもいける。
スキル枠確保のために記憶にポイントを振らずに技巧に振っていけるのは大きなメリットだ。


・武術スキル
弓では転倒させる系のスキルは使えないので、ダメージボーナス狙いで上げていくことになる、
ここで注目したいスキルは"決闘"。敵ひとりを指名し、2ターン以内に倒せれば回復するというスキル。
AP消費0で発動できるので瀕死の敵にトドメを刺す直前に使うなどタイミングの調整も容易。ほかのパーティが倒しても良い。
高レベル帯で売り出されるスキルブックなので手に入るのは後半だが、ひたすら攻撃するタイプのロールならぜひ持っておきたいスキルだ。


・暗殺術スキル
悪党スキル。ダガーに持ち替えれば白兵戦でも輝くが今回は忘れよう。
ここでもAPを前借りする"アドレナリン"が非常に仕事をする。
次のターン動けなくても、このターンでトドメを刺せれば大抵のことは上手くいく。
魔法装甲ダメージだが高所ボーナスが乗る"クロロホルム"は敵の無力化に貢献する。
武術スキルでも暗殺術スキルでもいいが、戦略的撤退以外の移動技もレベルを上げるついでに覚えておきたい。


・風術スキル
"テレポーテーション"や、位置を入れ替える"ネザースワップ"を駆使して距離を保ち続ける戦法がシンプルに強い。
ほかのパーティメンバーが使えるのでもいいが複数キャラ持っておくと潰しが効く。



才能

・ガラスの砲台
APが6になる代わりに状態異常を防げなくなってしまうピーキーな能力。個人的には是非とも試してもらいたい才能のひとつ。
高い機知で先手を取って高所に陣取り、敵の手が届かないところから矢を連射すると相手は死ぬ。
AP6と遠距離攻撃の相性は非常に良いが、デメリットも大きいのでうまくカバーしてあげたい。
具体例を挙げると"多形術"に1振ってターン終了時に"カメレオン・クローク"を使用するなど。
"ガラスの砲台"が一番つぶされやすいのは1ターン目のわちゃわちゃしている時なので、それを乗り越えられれば安定しやすい。


・死刑執行人
基本的にキル取り屋なのでトドメを刺したときにAPが2回復するこの能力は弓使いのベストインスロット。


・短気
HP全快の時に命中率とクリティカル率に+10%のボーナスが乗る。
前衛と連携して安全なところから一方的に攻撃しまくろう。


これらのスキルだけでも十分戦えるが、せっかく色々出来るゲームなので有用そうなスキルをちょい足しして更なる高みを目指してみよう。





ウェイファーラー型
プリセットで用意されているクラス例のひとつであり、オリジンのひとりイファン・ベン・メッズのデフォクラスでもあるウェイファーラー。
狩猟術、土術、召喚術(イファンなら狼召喚)の3つのスキルラインで構成されているこのクラスはそれぞれのシナジーを活かしながら戦える完成されたビルドのひとつと言える。
戦術を考察してみよう。


構成スキル

・土術スキル
"泥岩撃"フォシル・ストライク"刺岩突"インペイルメント"蠕虫の震え"ワーム・トレマーで移動制限を課せ、敵前衛がこちらに辿り着く前に頭数を減らしていく。
敵に近づかれたら"汚染"や"毒針"で毒を広げつつ距離を取って、広がったオイルや毒だまりに炎の矢で着火してもいい。
"硬化術"マジック・アーマーを自分に使っておけばテレポーテーションを無効化できるので高所から引きずり落されることもない。
戦略の幅が広がり安定感をもたらす優秀なサブスキル。


・召喚術スキル
弓のサブスキルというよりも、召喚術のサブとしての弓、みたいに逆転しがちだが強い。というのも召喚術を使っていく以上、何はともあれ優先したいのが"召喚術スキル"のレベルだからだ。
まず必要な狩猟術スキルを取ったあと召喚術スキルを優先して上げ、その後武術スキルをあげていく流れが望ましい。
メインとなるのは"化身召喚"。状況に合わせて物理と魔法の属性を使い分けられるし、召喚者本人も属性矢で援護して素早くHPを削りにいける。
同時に"トーテム召喚"を唱えて砲台を構築していけば包囲網が出来上がる。
トーテムは高所ボーナスが乗るし、いっぱい並べるとタワーディフェンスみたいになって楽しい。
魔法装甲を削り取ったあとは"精神支配"で魅了状態にもできる。



才能

・拷問者
多様なデバフを装甲無視して付与できる才能。今回だと土術との相性が抜群。
特に"蠕虫の震え"ワーム・トレマーによるデバフ『絡みつき』は、移動もテレポート技も封じるという徹底っぷり。
属性矢を使えば『炎上』や『毒』といったDoTも付与できるので無駄がない。



エレメンタルアーチャー型
"属性弓使い"の才能を200%発揮させるためのビルド。
特に意識しなくてもそれなりに発動条件を満たすが、せっかく取るなら積極的に狙っていってたくさんダメージを与えようというのがこのビルドのテーマ。
エレメンタルアーチャー、などと大仰な名前をつけてみたが、属性矢を撃てばそれで条件達成なので正直あまり語ることはない。


才能

・属性弓使い
攻撃対象の足元に属性効果がある場合、同じ属性の追加ダメージが発生する。
狩猟術スキルでのダメージ(マークスマン・ファングとか)は対象外で、あくまでも通常攻撃のみである。



スキル構成

・狩猟術スキル
上述した通り狩猟術スキルでの攻撃は"属性弓使い"が発動しないが、唯一例外なのが"反射撃ち"リアクティブ・ショットである。
これは指定範囲内で動いた敵3体に対して弓攻撃を行うというスキルだが、その時の攻撃は通常攻撃扱いなので追加ダメージが乗る。
敵の周りを炎や毒で覆うとそこから抜け出そうと移動するのでそこを狙おう。
うまく敵を動かせれば2APで3回攻撃という最高効率の燃費の良さを発揮する。

・死霊術スキル
"血の雨"ブラッド・レインなどで血だまりを作ることで刺突ダメージ(装甲無視のHPダメージ)が発生する。
"拷問者"の才能があれば出血もつくし、血だまりを爆発させて炎上や毒を付与させてもいい。
案の定"属性弓使い"から脱線するが、スキルレベルの上昇に伴い与えたダメージの何割かを吸収してHPを回復する特性はここでも有能。
召喚術を取らないなら死霊術レベルを上げて膨れ死体くんか骨蜘蛛を使役するのも良い。
""苦痛の枷"ペイン・チェーンを巻き付ければ敵が攻撃をためらうので被弾を減らすこともできる。
どう転んでも相性が良いサブスキル。



以上、やはり色々なロールの可能性を持つ片手武器に比べると短く収まってしまったが、それだけ遠距離武器の役割がはっきりしているということである。
武器の攻撃力が仕事の成果に直結するので、弓使いには常にレベルに合った良い武器を用意してあげたい。

1 件のコメント:

  1. ここまでのビルド参考になりました
    助かります

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