こんにちは、タマです。天穂のサクナヒメ、クリアしました!
「酔うって聞くからどうしよう」「稲作には興味あるけどアクション苦手」という方もどこかにいらっしゃると思いますので、3D酔いとアクションパートの話だけの簡単なレビューです(ネタバレなし)。
全般的なレビューはToshが書いておりますのでそちらもどうぞ。
すべてが稲になる ~The Perfect Rice-farmer~ #天穂のサクナヒメ
ちなみに私は濱口優とどっこいどっこいか優より下手なくらいのアクション下手です。
さて、結論から言いますと、3D酔いします。
あとアクションパートもけっこう辛いです。
でもそれ以外の全てが良いので買っても損はしない。たぶんしないと思う。
しないんじゃないかな。まぁちょっと覚悟はしておけ。
3D酔いポイントと対策
サクナヒメは2Dアクションですが、稲作拠点となる村は3Dであり、この村が移動に伴って強制カメラ回転するので三半規管に大変厳しい仕様になっております。
しかもほぼ毎日アイテム拾いに走り回る必要があるのでこれまた辛い。
カメラ固定機能、カメラズームアウト機能、カメラリセット機能(モンハンとかにあるようなカメラをキャラの進行方向に向けてくれるやつ)は一切ありません。悲しい。
最もストレスフルなのが水田上にいるときのカメラ回転。そこ回転いる?
ってくらい細かくじりじり回ります。
田植え中は数歩ごとにカメラ微調整が必要になり、カメラリセット機能もないの手動で調整しては行き過ぎ、また戻して、と田起し田植えの度に気持ち悪くなって休憩が必要になっておりました。
(稲架掛けでもカメラが荒ぶりがち) |
幸い村は狭く、どこでカメラが回転するのかはすぐに覚えますので、だんだん慣れてきます。アイテム拾いだって多少さぼっても大丈夫。
それから水田上、移動方向でカメラの回転量が違います。これに気付いてからだいぶ楽になりました。
(仮に画像のようにX軸Y軸とする) |
納屋から苗を持って出てくるときに向いてる方向のせいでY軸方向で田植えしがちだったのですが、X軸方向の移動のほうがカメラ回転が控えめで、圧倒的に酔いづらいです。(酔わないわけではない)
お分かりいただけただろうか……。
貼っておいて何ですが、画像だとよく分からないと思うので(グリッド見ていただくと分かるかも……?)実際にお試しください。酔わない人も苗をまっすぐ植えやすいのでおすすめ。
なんなら田植え(というか稲作全般)はNPCに任せてサボることもできます。
(結果はいまいちになるようですが)
そんなわけで、3D酔いはたぶん何とかなるから大丈夫。
アクションパートの辛いポイント
「アクション難易度は調整可能」「稲作でアクションが楽になるからアクション苦手でも大丈夫」と言われてますが……。
サクナヒメのアクションパートは大まかに分けて「戦闘」「アスレチック」の二つの要素で構成されています。
敵にダメージを与えて倒す戦闘、障害物や穴を飛び越えて移動するアスレチックですね。
稲作と難易度調整で楽になるのは「戦闘」だけです。
「アスレチック」は楽になりません。
穴を飛び越えるのとか、天井に羽衣を突き刺して向こう岸に渡るのとか、そういうのはそのままなので……そしてアクション苦手って人はそういうアスレチック要素が苦手なわけで……
(チュートリアルが越えられず呆然とする様子) |
普通のRPGのダンジョンは平面ですから「右の道は不正解だったから戻って左に行こう」が簡単にできるわけですが、これを上下移動のステージでやると、「下は不正解だったから戻って上に行こう」のコストがめちゃくちゃ高い。辛い。私はいつになったら上の足場に羽衣を突き刺せるんだ。
一応「飛燕」という「キーを入力した方向に素早く移動する技」がありまして、これを上方向キーに設定すると、疑似的にすごい二段ジャンプができるんですよ。アスレチック要素が苦手な人のための救済策なのかなって思います。
でもゲーム内ではノーヒントだから、アクション苦手な人(つまりアクションゲームの知識・経験が少ない人)はそもそも気づかないんですよ。私はToshに言われるまで装備武技にすら入れてなかったもの。
むしろ「あっこれ下手に使うと穴に落ちるタイプの技だな、やめとこ」って思ってたくらいです。上向きに設定したら楽できるとかアクション苦手民には分からん!
(この説明で使い方にピンとくる人はそもそもアクション苦手ではない) |
とはいえ何度かトライすれば一応踏破はできるんですよ。私くらい下手な人でも踏破できないほど難しいわけではない。
ようやく踏破して「もう二度と来ねえよ!!」って思うんですが、このゲーム、わりと繰り返し踏破済みのステージを再探索しないといけないのです。
アクションパートのステージには「敵を〇〇で△△匹倒せ」とか「□□を入手しろ」というようなミッションが指定されており、その条件を満たさなくても踏破はできますが、条件を満たすと「探索度」が上がるようになっています。また、この探索度はすべてのステージで合算され、「総合探索度」として可視化されます。
ストーリーの要所要所でこの総合探索度を一定以上にしないと次に進めない総合探索度チェックが何度もありまして、こうなると、二度と行きたくなかったあのステージに何回も行かざるを得なくなるわけです。あとイベントで行かされることもある。
稲作パートは稲の出来と引き換えに「NPCに任せる」でスキップできるのですが、アクションパートは残念ながらスキップできません……(このゲームはアクションRPGなので当然なんですけども)。
あと難易度調整と稲作で戦闘が楽になるとは言うけど、嫌々行った夜ステージで雉と称する事実上の飛ぶ鶏(クソバード)に三回連続蹴り殺されたときは思わず「めんどくせぇーーーー!!」って声に出してしまいましてよ。
ただしめんどくさいというだけで、理不尽とかそういうレベルでは全くないです。
結局ゲームは娯楽なので、アクション苦手な人がこのゲームを楽しもうとする場合、アクションパートは時間的にも感情的にもコストになるわけで(私は三回くらいコントローラー投げそうになった)、下手さによっては赤字になってしまうという話です。
けどせめてミニマップは欲しかったですね(未踏破部分は黒く表示されてるようなやつ)。
落ちまくると現在地がすぐ分からなくなるので……。
総合すると、アクション下手でも根気/時間/心の余裕があるなら大丈夫。
なかったらやめといたほうがいいです。余裕あるときにプレイしよう。
戦闘の方は本当に楽になるのでそっちは心配いらないです。
夜のクソバード以外は本当に大丈夫。
クソバードは許さねえからな。
色々言いましたが最高のゲームなので多くの人にプレイしてほしいしアニメ化もして視聴を義務教育に組み込むべき。
お米食べろ!
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