というわけでKCDのプレイ日記はとりあえずここまで。
以上がオープニングと言える範囲で、普通にプレイすれば5~6時間くらいのボリュームかな?
会話やセリフも魅力的で面白いので欲望のまま記事に突っ込んでったら思った以上に長くなって紙芝居みたいになってしまった。
今回のプレイはあくまでも一例で、『村を焼かれて剣を奪われる』というオープニングシナリオの中においても結構自由度は高く(…例えば最初のクネシュさんの借金回収イベントやスカーリッツに戻るために城から抜け出す方法など…)プレイスタイルやRPによって様々な行動をとることができる。
特に推理や調査系クエストはクエスト対象や目的地などがあえて伏せられることも多い。
そういう時は目的のために取れるアクションや分岐も多く、選択に対してのリアクションがしっかりと返ってくる。
こういったオープンワールドゲーではクエストマーカーを追いかけるだけの『ゲームに操作させられている』時間を過ごすことがしばしばあるが、そうならないような配慮や展開の工夫などが随所で見られ、それが没入感を生み出していた。
当時の剣術を研究している学者さんたちの真面目な研究動画。
武器の構えからスイング、足さばき、マスターストライクと呼ばれるカウンター…などなど様々なアクションをゲーム内で再現している。
クリエイターたちも実際に剣を振ったり、ヨーロッパ古武道の剣士を雇ったりしてリアリズムを追及している。
確かに、岩が砕け大地が抉れるほどの大振りな攻撃をローリングで回避したり、キラキラのエフェクトを出しながらくるくる回って衝撃波を出したりする派手で画面映えするアクションに比べると地味かもしれない。
だが、武器や鎧の重量感を感じさせるリアルな挙動や金属がぶつかり合う時の効果音などはまさに本作が目指したゲーム体験の到達点であり、『中世時代に生きている』という実感を与えてくれる。
リアリズムを追及しすぎて剣術シミュレータみたいになってるが…。
ゲーム内で読める大量のTIPS。
当時の世界観を極限まで再現するための狂気のような熱意が感じ取れる文章量。
公式及び有志の方々による日本語化にはただただ頭が下がる。ありがとうございました。
さて、最後にもう少しだけヘンリーの旅路を紹介して終わりたい。
中盤くらいまでのネタバレがちらほらと混じるので閲覧には注意していただきたい。
これからプレイする人は見ないほうが良いと思う。
テレサに命を救ってもらい、彼女の叔父にも借りが出来た僕は……
叔父さんの『裏の仕事』を手伝うことになったり…
(この地域の【粉ひき】は大っぴらにはできない業界との繋がりがある)
髪型とヒゲを整えてイケメンになっちゃったり…
武器のお手入れをしたり…
(斧も砥げるよ!)
スカーリッツから逃げてきた人たちと再会したり…
ラジック卿とも謁見できて、彼に仕えることになったり…
ワンちゃん!
生涯の相棒を得たり…
ライバル登場?からの…
夜の酒場で大喧嘩!!
なんだかんだで二人で狩りに行くことになって…
仲良く狩猟対決の末…
色々あって身分を越えた友情を育むことになったりして…
組織内での評判も上々!ご褒美ももらえた。
新たな事件の担当になって…
手がかりを追っていったり…
字を読むための勉強をして…
(当時、読み書きできるのは貴族と聖職者くらいだった)
読書スキルが解禁!
物騒な連中とカチ合ったり…
(良い鎧も着れるようになりました)
ブタ箱にぶち込まれることもあったり…
錬金術に手を出してみたり…
嬉しい再会もあれば…
詐欺師と一緒に小銭を稼いだり…
幼馴染とのロマンスもあれば…
上司の奥さんに手を出したりも…
燃える展開もあるし…
裏に潜む大きな闇の存在も…
瓦礫の山から村を復興したり…
誰かとぶつかることもあれば…
和解することもできたり…
『ろくでなしの群れ』と評される傭兵部隊に加わって仕事したり…
ヤバそうな組織に潜入捜査することになったりするけど…
ヘンリーの旅はまだまだ続くのであった。
15世紀のボヘミアを舞台に繰り広げられる史実を元にした重厚なストーリー。
魔法はもちろん光る剣も翼の生えた鎧も存在しないリアルな中世末期を、特別な能力があるわけでもない平凡な男の子として生きていく…。
人を選ぶゲームなのは間違いないにせよ、刺さる人には間違いなく刺さる本作。
この世界に一歩足を踏み入れれば開発のこだわりが至る所から感じられるだろう。
Kingdom Come Deliverance 大好評発売中!
最後にKCDの本質が詰まったイベントを貼って終わる。
これがキングダムカムだ。
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